エンターテインメントビジネス論

教養研究センター設置科目

アニメやゲームを始めとしたエンターテインメントビジネスは、法学・経済学・商学・社会学・人類学・文学・理工学等多くの学問を横断する学際的分野です。エンターテインメントビジネスを大学で勉強したいという学生のニーズは高く、また実際に数多くの慶應義塾OBがエンターテインメントビジネスの分野で活躍しています。本講座では、現代日本のエンターテインメントビジネスの中でも中心的な存在であるアニメビジネスに特に焦点を当て、そのクリエイション、プロデュース、テクノロジー、ファイナンス、国際化等の現状と展望を深堀りすることで、日本アニメの「次の10年」を展望します。

内容

アニメビジネスについて、
理論と実務の双方から学際的かつ国境横断的にアプローチします。


日本のアニメビジネスは現在、グローバルな配信サービスの定着による海外流通の伸長、海外資金の流入、アジア地域におけるアニメ産業の勃興等によって20年に一度の転換期を迎えていると言われています。他方で、実際にアニメビジネスを遂行する際には、数多くの関係者のそれぞれに異なる意向や利害の対立(変化する事業環境Vs変わらない制作手法/冷静なビジネス判断Vs創作の情熱/マーケットのロジックVsクリエイションのロジック/日本のアニメのつくり方Vs海外のアニメのつくり方etc.)をどのように調整するかという問題が実務上の大きな論点であることも指摘されています。
本講座では、このような背景を念頭に置きつつ、研究者と実務家双方による理論と実務を往復した授業を通じてアニメビジネスに関するクリエイション、プロデュース、テクノロジー、ファイナンス、国際化等の現状と展望を深堀りすることで、日本アニメの「次の10年」をどのように展望できるかを考えます。

授業の特長

理論と実務を往復しながら授業が展開されます

アニメビジネス関連分野の第一線の研究者による講義のみならず、アニメビジネスの最前線で活躍する実務家によるゲスト講義も数多く行われます。授業は理論と実務を往復しながら展開されるため、アニメビジネスについて、理論的・批判的な思考を身に着けるに とどまらず、具体的な実務の現場でそれがどのように展開しているかといった「地に足の着いた」 観点を身に着けることもできます。

2026年度春学期登壇者

2026年4月14日(火)

平澤直(アーチ株式会社)

2026年4月21日(火)

平澤直(アーチ株式会社)

2026年4月28日(火)

伊部智信(株式会社クエストリー)

2026年5月12日(火)

赤尾でこ(脚本家・放送作家)

2026年5月19日(火)

竹内文恵(アスミック・エース株式会社)

2026年5月26日(火)

谷口悟朗(アニメーション監督)

2026年6月2日(火)

小形尚弘(株式会社バンダイナムコフィルムワークス)

2026年6月9日(火)

高橋知子(プロデューサー)

2026年6月16日(火)

松永伸太朗(一橋大学) 

2026年6月23日(火)

三原龍太郎(慶應義塾大学)

2026年6月30日(火)

加藤淳(国立研究開発法人産業技術総合研究所)

2026年7月7日(火)

須川亜紀子(横浜国立大学)

2026年7月14日(火)

山下一夫(慶應義塾大学)

過去の開催一覧

2025年度春学期開講
2024年度春学期開講
2023年度春学期開講
2022年度実験授業

関連するイベント

25/03/31〜26/01/31 
実験授業「エンターテインメントビジネス特論:日本アニメの次の10年を展望する」(全7回)
<授業概要> 日本のアニメ産業は過去10年で2倍の規模となり、3兆円を超える産業になりました。そして、いくつかの課題を持ちながらもそれを取り巻く環境からさらに拡大していくことが見込まれています。本授業では、クリエイション・テクノロジー・国際化・ファイナンスをキーワードに、最前線で活躍する業界人をゲストに招いて最新のアニメビジネスの環境と展望を学びます。 <スケジュール> 各回とも水曜5限(16:30~18:00)※アニメーション監督の谷口悟朗氏を始めとしたアニメ業界ゲスト講義を3回程度、研究者による講義を2回程度予定 2025年 ① 10月1日 アーチ株式会社代表取締役・創業者 平澤直氏特別講演(総論) ② 10月22日 アーチ株式会社代表取締役・創業者 平澤直氏特別講演(各論) ③ 10月29日 日本のアニメビジネスとアジア:中国・インド・サウジアラビア(三原) ④ 11月12日 アニメビジネス実務家ゲスト講義①:谷口悟朗氏(アニメーション監督) ⑤ 12月10日 アニメビジネス実務家ゲスト講義②:竹内文恵氏(アスミックエース) 2026年 ⑥ 1月7日 アニメビジネス実務家ゲスト講義③:小形尚弘(バンダイナムコフィルムワークス) ⑦ 1月14日 総合討論(平澤・三原・山下・吉川) <その他> ・全7回分を事前申込 ・定員120名 ・対面のみ <b><font color="blue" size="3">お申し込みは終了しました</a></font></b></a>
22/11/28〜22/12/17 
慶應義塾大学エンターテインメント三講座合同シンポジウム  エンタメ学宣言!~ゲーム・音楽・アニメから展望する研究・教育の現在と未来~
慶應義塾大学では、現在、エンターテインメント分野に特化した下記、三講座が企画・開催されております。 ・ゲーム学(株式会社コーエーテクモホールディングス寄附講座) ・エンターテインメントビジネス論(株式会社アカツキ寄附講座)(予定) ・エンターテインメントコミュニケーションズ論(一般社団法人日本音楽事業者協会・株式会社NexTone寄附講座) この度、慶應義塾大学における上記エンターテインメント三講座が連携し、「エンタメ学宣言!ゲーム・音楽・アニメから展望する研究・教育の現在と未来」と題した合同シンポジウムを開催します。 三講座のさらなる連携と、広く大学におけるエンターテインメント研究・教育の現在と未来の可能性を模索するシンポジウムとなります。是非、ご参加ください! <font color="red" size="3"><b><a href="https://peatix.com/event/3426813/" target="_blank">こちらからお申込みください</font></a></b> ★一般参加OK★ <第一部> ・冒頭挨拶  ・エンターテインメント三講座の概要と成果(各コーディネーター) <第二部> ・パネルディスカッション ・テーマ:慶應義塾大学におけるエンターテインメント研究・教育の現状と展望 <背景と趣旨> ゲーム・音楽・アニメを中心としたエンターテインメント分野については、その産業構造やビジネスの実態を大学で勉強してみたいと思っている学生や、卒業後に当該分野で働きたいと思っている学生が潜在的に多く存在しています。 慶應義塾大学(以下「本学」)では、そのような学生のニーズに応えるような組織的な取り組みが行われてきたとは必ずしも言えません。また、エンターテインメント分野を専門に研究する教員も本学に一定数在籍しており、それぞれ高水準の研究成果を挙げていますが、本学内における教員同士の研究・教育上のヨコの連携が取れてきたとは言い難く、「個人商店」的な活動にとどまっているのが現状です。 日本のエンターテインメントは、経済社会の「ソフト」化や政府レベルにおける「クール・ジャパン」政策の推進等を背景として、日本内外における経済的・文化的プレゼンスを近年著しく増大させており、そのようなエンターテインメント分野との研究・教育上のリンクを本学において組織的・有機的に作っていくことは本学の中長期的な発展にとって極めて重要です。 現在、本学では、エンターテインメント分野に係る三つの寄附講座が同時期に並行して企画・開催されています。この機会を捉えて、単に個別の講座を個別に開催することを超えて、上記の問題意識を踏まえ、三講座の連携と、大学におけるエンターテインメント研究・教育の現在と未来の可能性を模索する一環として、本シンポジウムを開催します。