アカデミック・スキルズ
教養研究センター設置科目めざすもの
大学では「自ら考え、調べ、論ずること」が求められます。
これは学問研究の出発点であると共に、長い人生を送る上で不可欠な「教養」という知的基礎体力を身につけるための基盤でもあります。
そこでこの「自ら考え、調べ、論ずること」の体得を目指して、問題意識の喚起、具体的な問題発見に始まり、問題解決に至るまでに必要とされるさまざまな学問的・知的作業のためのスキルを身につけることがこの授業の目的です。
これは学問研究の出発点であると共に、長い人生を送る上で不可欠な「教養」という知的基礎体力を身につけるための基盤でもあります。
そこでこの「自ら考え、調べ、論ずること」の体得を目指して、問題意識の喚起、具体的な問題発見に始まり、問題解決に至るまでに必要とされるさまざまな学問的・知的作業のためのスキルを身につけることがこの授業の目的です。
内容
「アカデミック・スキルズ」は、少人数セミナー形式の授業です。
多分野にまたがる複数の教員が担当しており、学生の自主性を尊重し、学生の知的関心を活性化させるための授業が展開されています。現在は、アカデミック・スキルズI・II 4クラスで設置され、7学部の学生で約80名が履修しています。年度末には、各クラスのメンバーが参加して、論文とプレゼンテーションのコンペティションが実施されています。
多分野にまたがる複数の教員が担当しており、学生の自主性を尊重し、学生の知的関心を活性化させるための授業が展開されています。現在は、アカデミック・スキルズI・II 4クラスで設置され、7学部の学生で約80名が履修しています。年度末には、各クラスのメンバーが参加して、論文とプレゼンテーションのコンペティションが実施されています。
歴史
アカデミック・スキルズは、2003年度に「スタディ・スキルズ」という名称で始まりました。2004年度に正規授業化され、2005年に「アカデミック・スキルズ」と改称されました。2008年には従来の「アカデミック・スキルズ I, II」に加えて、応用・発展クラスであるIII, IV が設置されました。
講義科目との連携した授業(「生命の教養学」、「身体/感覚・文化」との連携)、多数の読書をこなしライティング能力を鍛える授業、講義ノートや読書ノートの取り方、プレゼンテーション、ディベートを取り入れた授業など、さまざまなメソードを取り入れた実験がこれまでに行われています。
『アカデミック・スキルズ 大学生のための知的技法入門』(慶應義塾大学出版会、2005年)は、この実験授業から生まれた教科書で、全国の大学で使用されています。
講義科目との連携した授業(「生命の教養学」、「身体/感覚・文化」との連携)、多数の読書をこなしライティング能力を鍛える授業、講義ノートや読書ノートの取り方、プレゼンテーション、ディベートを取り入れた授業など、さまざまなメソードを取り入れた実験がこれまでに行われています。
『アカデミック・スキルズ 大学生のための知的技法入門』(慶應義塾大学出版会、2005年)は、この実験授業から生まれた教科書で、全国の大学で使用されています。
関連するイベント
24/04/02
2024年度教養研究センター設置科目ガイダンス
大学では「自ら考え、確かめ、表現すること」が求められます。これは学問の出発点であると同時に、長い人生を支える「教養」という知的体力の基盤を形成する営みでもあります。教養研究センターでは、学生諸君が様々な価値観に触れることによって自分の関心を広げ、進むべき方向を見定めるきっかけとなるような学びの場を提供しています。よりよい大学生活を送るために、学生同士、学生と教員、さらに教員同士が切磋琢磨する知の現場に、ぜひとも学生の皆さんも足を踏み入れてください。
24/02/08
アカデミック・スキルズ プレゼンテーションコンペティション
★アカデミック・スキルズ(アカスキ)とは?
授業を通して問題意識の喚起、具体的な問題発見に始まり、その問題の解決に至るまでに必要とされるさまざまな学問的・知的作業のためのスキルを習得し、一年間で知的基礎体力を身につけます。
関連書籍
アカデミック・スキルズ 10分講義ビデオ
アカデミック・スキルズでは、自分で問題を発見し・調べ・発信する力を1年にわたって実践的に習得します。その心得を誰でも学べるよう、センター所員がテーマを設けて約10分語るビデオ講義を制作しました。
レポートや卒業論文執筆の参考になるとともに、広く一般に学術研究に臨む姿勢について、指針となることでしょう。
内容・陣容は機を見て刷新しています。
レポートや卒業論文執筆の参考になるとともに、広く一般に学術研究に臨む姿勢について、指針となることでしょう。
内容・陣容は機を見て刷新しています。
映像一覧 2020年度スタートの新版シリーズ
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「研究とは何か?」
小菅隼人(慶應義塾大学教養研究センター)
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「文献を読む」
片山杜秀(慶應義塾大学教養研究センター)
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「レポートの問いの立て方」
鈴木亮子(慶應義塾大学教養研究センター)
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「剽窃について」
池田真弓(慶應義塾大学教養研究センター)
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「読書術」
坂本 光(慶應義塾大学教養研究センター)
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「君も哲学してみないか」―哲学的思考法―
斎藤慶典(慶應義塾大学教養研究センター)
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「歴史学」―「事象/現象のネットワーク」から人間の営みを考察しよう―
岩波敦子(慶應義塾大学教養研究センター)
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「美術史を学ぶ」
荒木文果(慶應義塾大学教養研究センター)
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NEW「科学史」
見上公一(慶應義塾大学教養研究センター)
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「大学で音楽を学ぶ」
石井明(慶應義塾大学教養研究センター)
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NEW「映画は読むことができるのか?」
佐藤元状(慶應義塾大学教養研究センター)
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NEW「サブカルチャー研究」
新島進(慶應義塾大学教養研究センター)
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「翻訳について」
高橋宣也(慶應義塾大学教養研究センター)
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「古典籍(こてんせき)・くずし字」―私たちの今を考える材料として―
津田眞弓(慶應義塾大学教養研究センター)
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「Persuasive English Presentations: Three Is the Magic Number」
Adam Komisarof(慶應義塾大学教養研究センター)
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「言葉は身体表現」―英語という言語を捉えなおす―
横山千晶(慶應義塾大学教養研究センター)
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「ドイツ語を知り、日本語を知る」―大学生の語学―
杉山有紀子(慶應義塾大学教養研究センター)
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「教養の語学」―フランス語―
原 大地(慶應義塾大学教養研究センター)
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「中国語」―発音の攻略―
高橋幸吉(慶應義塾大学教養研究センター)
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「スペイン語の世界」―大学で学ぶ意義―
アルベルト・ミヤンマルティン(慶應義塾大学教養研究センター)
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NEW「ロシア語について」
越野剛(慶應義塾大学教養研究センター)
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「ラテン語のすゝめ」
中谷彩一郎(慶應義塾大学教養研究センター)
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「調査的面接法の基礎」―質的手法への誘い―
高山 緑(慶應義塾大学教養研究センター)
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「効率的に情報を探すには」
竹田咲子(慶應義塾大学日吉メディアセンター)
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「図書館資料と著作権」
今井星香(慶應義塾大学日吉メディアセンター)
なお、授業は学部を超えたさまざまな分野の教員がともに担当することで、お互いの授業方法を学び合うFDの場ともなっています。それぞれがそこで培った知見と手法を自分たちの授業に活かしていくこともこの授業の大きな特徴です。
アカデミック・スキルズ関連書籍
アカデミック・スキルズ10分講義ビデオ