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戦争記憶研究会第3回シンポジウム 戦争記憶のギャップを乗り越える
世界が対立の構図を深め、中国と日本は政治的な緊張関係にある。本シンポジウムでは、政治が対立する状況においてアカデミズムに何ができるかを考え、アジアにおける対話の空間を構築することを目指す。
中国と日本の間には、常に戦争記憶のギャップが存在してきた。中国では戦争の英雄を勝利の象徴としてきたし、強制労働や性暴力被害者をはじめとする被害の記憶は80年代以降公的に語られてきた。一方、日本ではアメリカへの敗戦として、広島・長崎、空襲による被害の記憶が戦争を象徴し、アジアにおける加害の記憶を覆い隠してきた。両国の間にある埋めがたいギャップは、政治に利用されることによって、過去の戦争がゆがんだ形で想起され、相互の対話を困難にしてきたと言えよう。
本シンポジウムでは、このような問題に対し、中国復旦大学より王広涛先生をお呼びし、中国そして日本の記憶政治についてご講演頂く。後半はアジア全体に目を向け、中国・台湾、ロシア、ベトナム、沖縄、そして日本本土の視点から、今ある戦争記憶のギャップをどう乗り越えるかを議論する。
【プログラム】
第一部 特別講演 10:00-12:00
講師 王広涛 (中国復旦大学日本研究センター 准教授)
論題 「戦争の記憶から記憶の戦争へ—日中記憶政治の現在—」
コメント 石井弓 (東北大学東北アジア研究センター 准教授)
質疑応答
第二部 ラウンドテーブル 14:00-17:00
論題 「戦争記憶のギャップをどう乗り越えるか」
登壇者
越野 剛 (慶應義塾大学 教授)
今井 昭夫 (東京外国語大学 名誉教授)
中村 平 (広島大学 教授)
越智 郁乃 (東北大学 准教授)
村本 邦子 (立命館大学 教授)
王 広涛准 (復旦大学 教授)
石井 弓准 (東北大学 教授)
休憩 15:10-15:25
総合討論 15:25-17:00
今井 昭夫 (東京外国語大学 名誉教授)
中村 平 (広島大学 教授)
越智 郁乃 (東北大学 准教授)
村本 邦子 (立命館大学 教授)
王 広涛准 (復旦大学 教授)
石井 弓准 (東北大学 教授)
会場参加は申込不要、オンライン参加は事前登録制
登録後、参加方法のご案内をメールにてお送りします。
参加申込(Googleフォーム)
◆主催:東北大学東北アジア研究センター共同研究「戦争記憶の国際比較」
◆共催:東北大学統合日本学研究センター共同研究「戦争記憶の世代間継承に関する学際的研究:トラウマの語りと共有に注目して」
科学研究費基盤(B)「戦時下の教会—ウクライナとその周辺国における宗教・国家・社会」
人間文化研究機構グローバル地域研究推進事業東ユーラシア研究プロジェクト
◆後援:慶應義塾大学教養研究センター
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