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教養の一貫教育vol.12 舞踏家・小林嵯峨による舞踏ワークショップ「こころ」

遠いからだの記憶、痕跡をたどる。
人の「こころ」はどこにあるのだろう?舞踏は何からはじまる?「こころ」から? 「からだ」から?「かたち」はあるの?
土方巽の舞踏に現れるさまざまな異形な「かたち」は水槽の底に澱のように留まって屈まっている、泥に入ってかたちづくられた「かたち」である。
「かたち」になろうとして崩れ、崩れてはまた「かたち」になろうとする、無時間という時間のなかで始まりも終わりもなくかたちづくられていく、鳥、馬、牛、花、植物、老婆、マヤ、ニワトリ、幽霊
――それらの「かたち」。
「かたち」は「いのち」を内包し、いのちがかたちに追いすがり、かたちがいのちに追いすがる。

■お申し込み方法
お申込みはこちら
※申込者多数の場合選考を行い、結果をお知らせいたします。

*本企画は録画され、教養研究目的に限って利用されることがあります。
*Tシャツ・ジャージなど体を動かしやすい服装で参加してください。更衣室を用意します。

日時:
2025年12月17日(水)15:15 ~ 17:30 
会場:
慶應義塾高等学校 日吉協育棟 日吉協育ホール
講師:
小林嵯峨 Saga Kobayashi

1968年に土方巽の舞踏に出会い衝撃を受け翌年〈土方巽燔犠大踏鑑〉に入門。新宿アートシアター/「四季のための二十七晩」、西武劇場/「静かな家」、京都大学西部講堂/「夏の嵐」等数々の土方巽作品に主要メンバーとして出演。1975年独立、立花隆一と共に〈彗星倶楽部〉を結成、独自の活動を開始する。その後1985年には〈小林嵯峨+鵟NOSURI〉を結成し、無意識の世界に参入する「アウラシリーズ」を行う。シアタートラム/「月姫(GEKKI)-無意識の花」など。その後2019年からはソロおよびグループにて「無題シリーズ」を行い舞踏の原点へと朔行、そこから再度新たな視線や可能性を探る作業を行っている。ヨーロッパをはじめ海外での活動も多い。(1980年にはJapan Festival に参加、芦川羊子とともに土方巽作品「日本の乳房」を上演し、欧州6か国を巡演。)
2024年自身の集大成とも言える「幻の字の子供」をテルプシコールにて上演、この作品に於いて2024年度舞踊批評家協会賞を受賞する。同年1977年のソロ公演「にがい光」の上映、WS、パフォーマンスをYale 大学にて行う。
著書:『うめの砂草―舞踏の言葉』/アトリエ・サード
定員:
30 名(最大)申し込み制/塾生・教職員の見学は自由
参加費:
無料
申込み:
必要
対象:
塾生・教職員
参考:
備考:

主催:慶應義塾大学教養研究センター/(担当)小菅隼人(慶應義塾大学理工学部教授)
共催:慶應義塾高等学校/(担当)古川晴彦(慶應義塾高等学校国語科教諭)
協力:ポートフォリオBUTOH(慶應義塾大学アート・センター) 
お問い合わせ:慶應義塾大学教養研究センター toiawase-lib@adst.keio.ac.jp
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