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読書会 晴読雨読『アイデアの系譜学』⑤「独学者の歩み:知の世界を単騎で駆ける!」

【概要】
通常、知には系譜があります。師匠から弟子へ、友から友へと、アイデアは継承され、生成発展していくのが普通でしょう。しかし、知の世界に急に現れ、独りで何かを学び、単騎でアイデアを具体化させる「規格外の人々」がいることも確かです。南方熊楠、牧野富太郎、宮本常一などなど、それらしき検討事例には事欠きません。今回は「独学」および「独学者」をテーマに、大学の各所から参加を募ってみたいと思います。テーマから連想する書籍やキーワードの持ち寄り、あるいは「わたし自身も独学者」だ、という経験披露など、ワイワイお話ができればと思います。

「アイデアの系譜学」読書会とは…
「アイデアの歴史」(History of Ideas)という学問分野を参照しつつ、発想の生成・循環・変容をテーマに「あれこれ喋る」、書籍持ち寄り型の会になります。前回からの継続参加、今回のみの単発参加の両方を歓迎します。日吉の1~2年生だけでなく、三田の上級生、湘南藤沢や信濃町からの参加、時には高校生や教員たちの「往来がある」ことが本会の特徴です。当日、どんな流れになるかは、集まってみるまで主催者も分かりません。「創造的な混沌」を目指す場です!

日時:
2024年2月28日(水)14:00~15:30(予定)★途中入退室可★ 
会場:
日吉キャンパス来往舎2階 小会議室
講師:
若澤 佑典(慶應義塾大学文学部助教)
専門:英米文学専攻 18世紀イギリスの文学・文化、スコットランド啓蒙思想、会話/対話としての哲学

学部ではイギリス経験論やアメリカン・プラグマティズムといった英語圏の思想史を学び、「共感」や「驚き」といった日常生活の言葉でものを考え、書くことの重要性を実感しました。大学院からは、文学と哲学が交差する18世紀イギリスの言語空間にとりわけ魅せられ、専門分野としてきました。

ポスドク以降は「おしゃべりの文化」から18世紀イギリスの文学・思想・絵画についてずっと考えています。とりわけ、会話・社交する存在としての人間像を提示し、当人もお話し好きだった哲学者/歴史家/文筆家デイヴィッド・ヒュームの著作や書簡が研究の主軸です。プロジェクト研究では18世紀東アジアの専門家たちと協働し、「グローバルな18世紀世界」像の構築を目指しています。 
定員:
参加費:
無料
申込み:
不要
対象:
塾生・教職員
参考:
備考:
コメント:
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