イベント・セミナー



読書会 晴読雨読『アイデアの系譜学』➂&④「メタファーの学、発想の土木工事」「アイデアの栄枯盛衰、ことばの磁場」

第3回「メタファーの学、発想の土木工事」【12月20日(水)17:00~18:30】
ことばの「喩える力」は、私たちの発想を支える「縁の下の力持ち」です。メタファーが変われば世界の見方も変わります。哲学者たちのことばを眺めても、土台や鏡、広場や時計など、さまざまな比喩が変幻自在に登場します。メタファーの力によって、ふわふわした抽象概念は、具体的なイメージのかたちを持つのです。今回は「断片/破砕」という比喩から出発し、アイデアの系譜に遊山してみたいと思います。ことば遊びビギナーからマスターまで、みなさんの参加をお待ちしています。

第4回「アイデアの栄枯盛衰、ことばの磁場」【12月26日(火)17:00~18:30】
概念や表現にも鮮度があります。ある時代でパワーを持った「ことば」が、数年後には無力になったり、別の意味を持って復活したりと、まるで舞台上のドラマの如し。その生々流転を理解するため、「系譜学」なる方法を活用してみます。その俎上に載せるのは、例えば「遊び」や「お喋り」、「孤独」、「精神」といったキーワードです。アイデアの解剖と実験に、皆様ぜひお立ち会いください。

【参加者各自が、発想や書籍を持参して喋り合う「持ち寄り型」読書会になります。何か気になるものがあれば、それを片手にご来場ください。手ぶらでの参加も歓迎します。学部1・2年生だけでなく、三田や湘南藤沢キャンパスの学生、教員の参加もあるのが本会の特徴です。12月26日のみの参加も歓迎します!

日時:
第3 回:12 月20 日(水)/第4 回:12 月26 日(火)両日とも17:00~18:30(途中入退室可) 
会場:
日吉キャンパス来往舎2階中会議室(第3回)、日吉キャンパス来往舎2階小会議室(第4回)
講師:
若澤 佑典(慶應義塾大学文学部助教)

専門:英米文学専攻 18世紀イギリスの文学・文化、スコットランド啓蒙思想、会話/対話としての哲学

学部ではイギリス経験論やアメリカン・プラグマティズムといった英語圏の思想史を学び、「共感」や「驚き」といった日常生活の言葉でものを考え、書くことの重要性を実感しました。
大学院からは、文学と哲学が交差する18世紀イギリスの言語空間にとりわけ魅せられ、専門分野としてきました。
ポスドク以降は「おしゃべりの文化」から18世紀イギリスの文学・思想・絵画についてずっと考えています。とりわけ、会話・社交する存在としての人間像を提示し、当人もお話し好きだった哲学者/歴史家/文筆家デイヴィッド・ヒュームの著作や書簡が研究の主軸です。
プロジェクト研究では18世紀東アジアの専門家たちと協働し、「グローバルな18世紀世界」像の構築を目指しています。 
定員:
参加費:
無料
申込み:
不要
対象:
塾生・教職員
参考:
備考:
コメント:
  • TOP
  • イベント・セミナー

 

所員専用ページ