アカデミック・スキルズ

教養研究センター設置科目

アカデミックスキルズ

大学では、自らが考え、調べ、論ずることが求められます。それこそが学問研究の出発点であり、また長い人生を送る上で不可欠な知的基礎体力たる「教養」を身につけるための基本でもあります。一年間で受講生は論文を書きます。授業を通して問題意識の喚起、具体的な問題発見に始まり、その問題の解決に至るまでに必要とされるさまざまな学問的・知的作業のためのスキルを習得し、一年間で知的基礎体力をつけることになります。  
なお、授業は学部を超えたさまざまな分野の教員がともに担当することで、お互いの授業方法を学び合うFDの場ともなっています。それぞれがそこで培った知見と手法を自分たちの授業に活かしていくこともこの授業の大きな特徴です。

アカデミック・スキルズ関連書籍

アカデミック・スキルズ10分講義ビデオ

めざすもの

大学では「自ら考え、調べ、論ずること」が求められます。
これは学問研究の出発点であると共に、長い人生を送る上で不可欠な「教養」という知的基礎体力を身につけるための基盤でもあります。
そこでこの「自ら考え、調べ、論ずること」の体得を目指して、問題意識の喚起、具体的な問題発見に始まり、問題解決に至るまでに必要とされるさまざまな学問的・知的作業のためのスキルを身につけることがこの授業の目的です。

内容

「アカデミック・スキルズ」は、少人数セミナー形式の授業です。
多分野にまたがる複数の教員が担当しており、学生の自主性を尊重し、学生の知的関心を活性化させるための授業が展開されています。現在は、アカデミック・スキルズI・II 4クラスで設置され、7学部の学生で約80名が履修しています。年度末には、各クラスのメンバーが参加して、論文とプレゼンテーションのコンペティションが実施されています。

歴史

アカデミック・スキルズは、2003年度に「スタディ・スキルズ」という名称で始まりました。2004年度に正規授業化され、2005年に「アカデミック・スキルズ」と改称されました。2008年には従来の「アカデミック・スキルズ I, II」に加えて、応用・発展クラスであるIII, IV が設置されました。
講義科目との連携した授業(「生命の教養学」、「身体/感覚・文化」との連携)、多数の読書をこなしライティング能力を鍛える授業、講義ノートや読書ノートの取り方、プレゼンテーション、ディベートを取り入れた授業など、さまざまなメソードを取り入れた実験がこれまでに行われています。
『アカデミック・スキルズ 大学生のための知的技法入門』(慶應義塾大学出版会、2005年)は、この実験授業から生まれた教科書で、全国の大学で使用されています。

関連するイベント

23/04/01~23/04/14 
2023年度教養研究センター設置科目ガイダンス
大学では「自ら考え、確かめ、表現すること」が求められます。これは学問の出発点であると同時に、 長い人生を支える「教養」という知的体力の基盤を形成する営みでもあります。教養研究センターでは、 学生諸君が様々な価値観に触れることによって自分の関心を広げ、進むべき方向を見定めるきっかけと なるような学びの場を提供しています。よりよい大学生活を送るために、学生同士、学生と教員、さらに 教員同士が切磋琢磨する知の現場に、ぜひとも学生の皆さんも足を踏み入れてください。 <2021年度設置科目> 「身体知・音楽ⅠⅡ」「日吉学」 <2021年度教養研究センター設置科目ガイダンス>(オンデマンド配信・要keio.jp認証) 教養研究センターの設置科目、履修申告の手続き方法や幅広い活動について紹介します。 履修希望者は必ずご覧ください。 ■配信期間:2021年4月1日(木)午前9時~4月6日(火) こちらからご覧ください https://keio.box.com/v/lib-artsguidance2021 ※keio.jp以外のGoogleアカウントにログインしているとアクセスできません。一度全てのアカウントからログアウトし、ブラウザを落としてから再度keio.jpにログインし直してください。
23/02/09 
アカデミック・スキルズ プレゼンテーションコンペティション
学生が一年間培ってきた「知の探求力」を遺憾なく発揮します。
21/02/05 
2020年度極東証券寄附講座 アカデミック・スキルズ プレゼンテーションコンペティション
学生が一年間培ってきた「知の探求力」を遺憾なく発揮します。

関連書籍



アカデミック・スキルズ 10分講義ビデオ

アカデミック・スキルズでは、自分で問題を発見し・調べ・発信する力を1年にわたって実践的に習得します。その心得を誰でも学べるよう、センター所員がテーマを設けて約10分語るビデオ講義を制作しました。
レポートや卒業論文執筆の参考になるとともに、広く一般に学術研究に臨む姿勢について、指針となることでしょう。
内容・陣容は機を見て刷新しています。

映像一覧 2020年度スタートの新版シリーズ


→2013年度版シリーズはこちら




 

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