今、地震がおきたら?
―キャンパスで考える防災―
2023年度より始まった慶應義塾未来先導基金による「みなさんmiraiプロジェクト」。キャンパスを飛び出し、自然の中で、生命や社会を考える学びの循環を作るのが目的です。
本プロジェクトでは、震災にあった南三陸町の方々から、さまざまなことを学んでいます。その学びを、このキャンパスのみなさんと共有したいと思います。
今、地震が起きたら、自分は何をすればいいのか。その後、どう行動すれば良いのか。
2011年3月11日、東北大学で教鞭を執っていた自然科学の研究者 井奥洪二氏と、南三陸町出身で、ながらく同町によりそって活動を続けている歴史社会学の研究者 山内明美氏に、お話しを伺います。
それぞれの立場で、ぜひ震災というものを考える議論に参加してください。
日時 | 2024年5月28日(火) 18:15~20:00 |
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場所 | 慶應義塾大学 日吉キャンパス来往舎1階シンポジウムスペース |
対象 | どなたでも参加いただけます(要申込) |
開催形式 | 対面形式で開催 定員100名(定員に達し次第締め切ります) |
参加方法 | 以下のお申込みフォームよりお手続きください。 |
参加費 | 無料 |
ポスター | 公開シンポジウム告知ポスター |
慶應義塾大学経済学部教授・前自然科学研究教育センター所長。日本セラミックス協会理事・東京大学医学部研究員ほか。研究分野は化学、物質・材料学、医工学、環境科学など。前任の東北大学大学院環境科学研究科教授の時、東北大学青葉山キャンパスで東日本大震災に被災。
「いつ起こるかわからない震災に備えて」
2011年3月11日に東日本を襲った超巨大地震。この震災によって多くの人々の大切な命と貴重な財産が失われました。近年、30年以内の巨大地震発生確率が南海トラフ、首都直下、千島海溝・日本海溝で高まっていると発表されていますが、何よりもまず自分の命を守ることが大切です。東北大学で東日本大震災に被災した体験を踏まえて、震災の備えについてお話します。
南三陸町出身。宮城教育大学教育学部准教授。慶應義塾大学環境情報学部、一橋大学院等を経て現職。専攻は歴史社会学。日本の東北地方をフィールドに、周縁地域と文化的政治の言説研究をしている。著書『痛みの〈東北〉論』(青土社)などがある。
「南三陸から慶應へ ―命をつなぐバトン―」
東日本大震災時に南三陸で起こったこと、非常時に機能できるような地域(学校)コミュニティにはどのようなものがあるか、またどのようにつくっていけるか、南三陸から慶應のみなさんへ命をつなぐバトンをお渡ししたいと思います。
18:15 | 開会挨拶 |
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18:20-18:50 | 井奥 洪二「いつ起こるかわからない震災に備えて」 |
18:50-19:20 | 山内 明美「南三陸から慶應へ ―命をつなぐバトン―」 |
19:30-20:00 | 全体討議 質疑応答 |
問い合わせ先 | 慶應義塾大学 教養研究センター toiawase-lib@adst.keio.ac.jp |
主催 | 慶應義塾大学教養研究センター(慶應義塾未来先導基金) |