コンテンツ研究ユニット
導入教育プログラム「知との遭遇」
研究代表者:横山千晶 (慶應義塾大学法学部教授)
このプロジェクトでは、大学入学時の学生を大学で提供される新たな知の体系にいざないつつ、なおかつ新たなアイデンティティを学生につけてもらうのか、という方策の模索を研究テーマとしています。大学に入った学生はそこからやがて社会へと出て行きます。つまり大学は個人の将来を見据えつつも、社会の一員であるという明確な自覚のもとに、より良く生きるために必要な知識と方策を学び取る場所です。そのための導入の基盤を、「生活」、「教育」、「社会貢献」という3つの土台から見据えることが研究の主眼です。現在の主な研究内容は、高校から専門教育への架け橋としての導入過程の構築、自らを見つめなおす「気づき」教育のモデル作り、ピア・メンタリングの活用、サービス・ラーニングのあり方などです。
研究の方法は、
- 1.導入教育・接続教育を実施している国内外の教育機関を調査し、あるべき導入・接続教育のあり方を探求する。
- 2.導入教育・接続教育のあり方を歴史的に検討する。
- 3.上記ふたつの研究をもとに、ほかの研究ユニット、および教養研究センターの基盤研究と協力し、新しい教育モデルを実験授業などの実践を通して構築する。
という手順を踏んでいきます。