2022年8月30日(火) ~ 9月2日(金)にかけて、教養研究センター主催の「第11回庄内セミナー」を開催します。
セミナー参加者の募集にあたり、セミナーの趣旨・目的と共に、セミナーに参加することで皆さんが何を獲得することができるのかについてお話しします。
「庄内に学ぶ<生命(いのち)>-今、あらためて死から生を考える-」
庄内セミナーの趣旨は、何よりも慶應義塾のキャンパスでありながら、多くの学生にとって接する機会の少ない慶應義塾鶴岡タウンキャンパス(TTCK)を拠点として、あらゆる学びや活動の土台となる「教養力」を涵養することにあります。ここで「教養力」とは「自立・自律力」と「社交力」を意味していますが、これは大学時代にとどまらず、社会に出てからもさまざまな場面で必要とされる基礎体力として皆さんを支えてくれるはずです。
セミナーの目的は、第一に、鳥海山・出羽三山、庄内平野、日本海に囲まれ、歴史・文化・自然・人の織りなす多彩な「生命(いのち)」に恵まれた庄内をフィールドとして多角的に「生命」について考える場に身を置くことで、自分自身の生を見つめ直すことにあります。その上で、他の参加者や講師、地元の人たちとの交流を通して、それを客観化し、相対化して、より深く、より幅広く「生命」を考える経験をすることが二番目の目的です。
それは次のような成果となって皆さんの中に蓄積されるでしょう。
①即身仏拝観やミニ山伏体験を通して体で感じる伝統的な死生観からTTCKの先端生命科学研究所の活動から知ることのできる先端的な「生命」観などにわたる「生命」を巡る広範な「学び」が体験できます。
②また、鶴岡市を中心とした庄内の文化や歴史の一端に触れることで、表面だけでは見えにくい庄内の「生命の営み」を知り、そこに息づく先人たちの教えや知恵に触れることができます。
③こうした体験をもとに自分自身にとっての「生命観」を見つめ直すと共に、講師や他の参加者との対話を通じて「生命」に対する考えをさらに広げ、深めることができます。これは、ものを考える際の自分の立ち位置をどう確認し、かつそれをどのように相対化するかという視点の獲得に結びつくでしょう。
④同時に、講師や他の参加者あるいは地元の人たちとの交流を通して、自分をどう表現し、他者とどのように向き合うのか、すなわち人間との関わり方を支える「社交力」を培うことができます。
皆さんにとって、庄内セミナーに参加することが、ふだん気づかなかった自分を発見し、外に新しい世界を見出す機会となれば嬉しい限りです。
申込受付は終了しました
テーマ | 「庄内に学ぶ<生命(いのち)>-今、あらためて死から生を考える-」 |
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期間 | 2022年8月30日(火) ~ 9月2日(金) (3泊4日) |
場所 | 山形県鶴岡市 |
内容 | 即身仏拝観・ミニ山伏体験・TTCK先端生命科学研究所見学・講義・議論と対話・地元との交流などで、庄内地方の歴史・文化・自然を体感して「生命」を巡る広範な「学び」について考える。 |
講師 | 酒井忠久(致道博物館館長) 東山昭子(郷土文学研究家) 冨田勝(先端生命科学研究所所長) 塚田孝祐(理工学部教授) |
募集人数 | 15名程度[応募者多数の場合、選考の上、7月22日(金)頃に結果を通知します。] |
募集対象 | 慶應義塾大学学部生・大学院生 |
参加費用 | 8,000円 ※現地までの往復交通費は自己負担(現地集合・現地解散となります) |
募集期間 | 6月20日(月)午前10時~7月15日(金)午前中 |
参加者事前説明会(参加必須) ※参加できない方は要相談 |
8月1日(月)13:00~15:30 日吉キャンパス来往舎1階シンポジウムスペース |
問い合わせ先 | 慶應義塾大学 教養研究センター toiawase-lib@adst.keio.ac.jp |
先端生命科学研究所見学 |
注連寺 即身仏拝観・講話 |
庄内藩校致道館 庄内論語素読体験 |
修験体験(湯殿山) |
グループワーク・発表 |
事前説明会 | 2022年8月1日(月)13:00~15:30@日吉キャンパス来往舎1階シンポジウムスペース |
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事前課題・事後課題 | レポート提出あり |
参加費の取り扱い | 直前のキャンセルはキャンセル料を差し引いて返金します。 当日のキャンセルは返金しません。 |
主催 | 慶應義塾大学教養研究センター |
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共催 | 鶴岡市 ※庄内セミナーは、慶應義塾大学の学生のために、 鶴岡市の全面的なご協力を受けて実施している宿泊行事です。 |
後援 | 鶴岡市教育委員会 |