庄内セミナー

第8回「庄内セミナー」(2017年度)

庄内セミナーの様子

2017年度のテーマ

「庄内に学ぶ<生命(いのち)>-心と体と頭と-」

第8回庄内セミナーは8月29日~9月1日(3泊4日)、山形県鶴岡市の慶應義塾大学鶴岡タウンキャンパス(TTCK)を中心に開催された。今年度は学部学生26人、大学院生1名の学生27名が参加した。

初日は、TTCK に現地集合後、酒井忠久氏(致道博物館館長)によるご挨拶があり、「庄内の歴史と文化」と題するお話をお聞きした。次に、参加者は6班に分かれて、「生」をキーワードに思考・発想法の一つである「マインドマップ」を作成した。その後、宿舎に移動して、夜は、鶴岡市で郷土の歴史と文学を研究されている東山昭子氏(鶴岡総合研究所顧問)による「庄内にまなぶ生と死」をテーマとした講義が行われた。

2日目は、午前中、湯殿山注連寺の即身仏を拝観し、住職の佐藤弘明氏から説明を受けた。その後、鶴岡市内に戻り、松ヶ丘開墾記念館を見学した。午後は、致道館で「庄内論語」の素読体験を行った。次に、TTCKに程近い慶應義塾大学先端生命科学研究所に移動し、この地で最先端のバイオテクノロジーが生み出されるまでの経緯と多岐にわたる研究成果について説明を受けた。その後、研究所内を見学し、屋外では今後数年を要する建設計画について概要を伺った。夜は、岡浩太郎氏(理工学部教授)に「シュレーディンガーから73年後に再び問う『生命とは何か?』」という題目で講義をいただき、「生」を巡る活発な議論と対話を重ねた。

3日目は、羽黒山において山伏修験を体験した。全員が白装束に着替えて、羽黒山踏破、滝行、床固め、南蛮いぶし、火渡りに臨み、「擬死再生」の一端に触れる体験をした。夜は、大出敦氏(法学部教授)による対話と議論が行われた。その日は、深夜、羽黒山山頂で執り行われる八朔祭を見学した。八朔祭は稲穂の順調な生育を祈願するもので、秋峰入中の山伏たちが焚く(大柴燈)護摩が夜空を焦がす壮大な火祭りであった。

最終日は、各自で初日に作成したマインドマップを見直し、「生」に対しての気づきの変化を確認した。昼食を兼ねた懇親会では、鶴岡市企画部政策企画課長の永壽祥司氏(塾員)を囲んでセミナーに参加した感想などを披露して解散となった。

活動写真

マインドマップ

マインドマップ

致道館

致道館

庄内論語素読

庄内論語素読

先端生命科学研究所バイオラボ棟見

先端生命科学研究所
バイオラボ棟見学

岡先生講演

岡先生講演

修験体験(羽黒山)

修験体験(羽黒山)

修験体験(滝打ち)

修験体験(滝打ち)

修験体験(火渡り)

修験体験(火渡り)

山伏体験修了式

山伏体験修了式

注連寺即身仏拝観)

注連寺即身仏拝観

八朔祭

八朔祭

集合写真(TTCK)

集合写真(TTCK)

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