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読書会 晴読雨読①「アイデアの系譜」を描き出す 知の歴史をめぐる冒険

◎企画趣旨:
 日々の生活から「アイデア」が生まれ、「アイデア」の力が人々を動かし、「アイデア」自体も動いて衝突や結合を巻き起こし、そのかたちを変えていきます。
 こうした「アイデアの運動」について、読書会という場で一緒に考え、時には文章を書いたり、場合によっては動いたりしながら、ことばの世界に遊んでみようという企画になります。

◎参加対象:
「なんだかよく分からないが、文言が気になる」という1~2年生の方、「ひょっとして、思想史と関係があるのか」と何かピンときた3~4年生の方、「インテレクチュアル・ヒストリーを知の歴史と表現しちゃダメだよ」とツッコんだ院生ないし若手研究者の方、ともかくも一度、来往舎に集って、読書会という名の異種格闘技戦(?)をやってみませんか。

◎心構え:
 まずは「アイデアの系譜」という、謎めいたことばを掲げると、どんな人々が集まってくるのか試してみようと思います。初回については、指定図書は設けず、来た人に各々話を聞いてみる、という形式で進めます。手持ちの本で「これは企画と関係しそうだ」というものがあれば、あわせてご持参ください。

 来往舎でお目にかかりましょう!

日時:
2023年6月30日(金)17:30~19:00 
会場:
日吉キャンパス来往舎小会議室
講師:
若澤 佑典(慶應義塾大学文学部助教)

専門:英米文学専攻 18世紀イギリスの文学・文化、スコットランド啓蒙思想、会話/対話としての哲学

学部ではイギリス経験論やアメリカン・プラグマティズムといった英語圏の思想史を学び、「共感」や「驚き」といった日常生活の言葉でものを考え、書くことの重要性を実感しました。大学院からは、文学と哲学が交差する18世紀イギリスの言語空間にとりわけ魅せられ、専門分野としてきました。ポスドク以降は「おしゃべりの文化」から18世紀イギリスの文学・思想・絵画についてずっと考えています。とりわけ、会話・社交する存在としての人間像を提示し、当人もお話し好きだった哲学者/歴史家/文筆家デイヴィッド・ヒュームの著作や書簡が研究の主軸です。プロジェクト研究では18世紀東アジアの専門家たちと協働し、「グローバルな18世紀世界」像の構築を目指しています。 
定員:
参加費:
無料
申込み:
不要
対象:
塾生・教職員(新入生の皆さんも歓迎します!)
参考:
備考:
コメント:
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